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壁紙の剥がれの原因とは

家を建ててから年数が経つと、壁紙も劣化してしまい少しずつ剥がれます。この記事では、壁紙が剥がれる原因と予防する方法を解説します。自宅でできる日頃のお手入れをするだけで壁紙の寿命も変わるので是非ご自宅でも意識をしてみてください。

壁紙の剥がれ、浮きの原因5つ

壁紙の剥がれや浮きの原因を知っていれば、対策方法もわかります。ここでは、壁紙が剥がれてしまう原因をご紹介します。

結露・乾燥

壁紙の剥がれや浮きは、結露や乾燥によって引き起こされます。結露とは室内の暖かい空気が冷たい壁面で冷やされ、水蒸気が水滴として凝結する現象です。

この水分が壁紙の接着剤を弱め、剥がれや浮きの原因となります。一方、乾燥は壁紙が収縮し、接着面が緩んで発生します。このように湿度の変化によって壁紙は傷みが早くなってしまいます。

下地のカビ

壁紙の剥がれや浮きの一因として、下地のカビが挙げられます。カビは湿度が高い環境で発生しやすく、壁内部の湿気が原因で下地に生えます。カビが生えると、壁紙の接着剤を分解し、壁紙が剥がれたり浮いたりする原因に繋がってしまうのです。カビは健康にも悪影響を与えるため、早めの対策が必要です。

施工不足

壁紙の剥がれや浮きは施工不足によっても引き起こされます。壁紙を貼る際の以下の作業が原因になります。
• 接着剤の不均一な塗布
• 材質に合わない接着剤の選択
• 気温や湿度が適正でない条件下での作業
• 壁面のほこりや汚れの除去不足
このように施工が上手く行われなかった場合、壁紙が均等に接着されず、時間が経つと剥がれたり浮いたりすることがあります。

経年劣化

壁紙の剥がれや浮きは経年劣化によっても引き起こされます。時間の経過とともに、壁紙の接着剤が乾燥し、硬化して接着力が弱まるからです。また、日光の紫外線に長時間さらされて壁紙自体の材質が劣化し、色あせや弾力性の低下が起こり、これも剥がれや浮きの原因になります。

雨漏り

壁紙の剥がれや浮きの原因として、雨漏りは深刻な問題です。雨水が屋根や壁を通じて建物内部に侵入すると、壁紙の下地に濡れてしまいます。湿度の高い環境は、壁紙の接着剤を弱めて剥がれや浮きを引き起こすため、雨漏りは壁紙の大敵です。
また、長期間にわたる雨漏りは、壁の構造自体を腐食させるため、壁紙全体が剥がれてしまう可能性があります。

壁紙が剥がれ、浮きを予防する方法

壁紙の剥がれや浮きを予防する方法を解説します。

湿度をできるだけ均一に保つ

壁紙の剥がれや浮きを予防するためには、湿度を一定に保つことが重要です。湿度を管理すれば、壁紙の収縮が抑えられて壁紙が剥がれにくく、さらにカビの発生も防げるからです。湿度を保つには、以下の対処がオススメです。
• 雨の日は除湿機をつける
• 冬など乾燥がひどい日は加湿器をつける
• 窓を開けて定期的な換気をする
1日に数回の換気を心掛けると良いでしょう。

湿度に強い壁紙の素材を選ぶ

壁紙の剥がれや浮きを予防したいなら、湿度に強い壁紙の素材を選択すると良いでしょう。特に、ビニールクロスやグラスファイバーなどの合成素材は水分に強く、湿度の変化が激しい場所でも形状を保持しやすいです。ビニールクロスやグラスファイバーは、湿気による壁紙の伸縮を抑え、剥がれや浮きのリスクを軽減します。

また、防カビ加工が施された壁紙を選べば、カビによる損傷から壁紙を守ることができます。家を立てるときや新しい壁紙を貼り付けるときは自宅の環境に合わせた長持ちする壁紙を選びましょう。

暖房器具を壁際におかない

暖房器具は壁際に置かないでください。暖房器具からの熱によって壁面が温まると、以下の問題が発生します。
• 湿度を変化させ、壁紙の接着剤を弱める
• 熱によって壁紙の伸縮し、剥がれや浮きが起こる
暖房器具を壁から適切な距離に置けば、湿度の急激な変化を防げます。暖房器具は壁際に置かず、部屋の中央付近に設置しましょう。

補修をしないといけない理由

ここでは、補修をしないといけない理由を解説します。

美観が損なわれる

壁紙の補修を行わないと、部屋の見た目が悪くなります。壁紙が剥がれたり、浮いたりしている家を見ると気になる方も多いかと思います。

また、補修をしないと、初めは小さな損傷でも時間が経つにつれて悪化し、剥がれはどんどん進行します。見た目を維持し、快適な住まいを保つためにも、壁紙の補修は早めに行う必要があります。

早めの補修が被害を最小限にする

壁紙の補修を早期に行うことで、被害を最小限に留めることができます。壁紙が剥がれたり、浮いたりすると、その部分からさらに損傷が広がりやすくなります。例えば、剥がれた部分から水分が壁内に侵入すると、カビの発生や構造的な損傷を引き起こす原因となり得ます。

また、小さな損傷ならば簡単な補修で済むことが多いですが、放置することで大規模な修繕が必要になる場合もあります。早期の対処によって、修繕コストを低く抑えると共に、壁紙や壁の寿命を延ばすことが可能です。壁紙の損傷に気づいたら迅速に補修しましょう

壁紙の掃除をする

壁紙の掃除は定期的に行いましょう。
• 柔らかい布やダスターでホコリを取る
• 薄めた中性洗剤を柔らかい布につけて汚れを拭き取る
• カビ防止スプレーを定期的に使用する
壁紙を綺麗に保てば、カビの繁殖を防いで壁紙の接着を緩めずに済むでしょう。

まとめ

今回は壁紙の剥がれの原因をご紹介しました。
年月をかけて劣化してしまうのは壁紙に限らず仕方ないことではあります。しかし劣化の速度を遅らせることは日々のお手入れで可能なこともありますので、こまめなお掃除、メンテナンスを心がけましょう。

リフォームパートナーズでは、壁紙の張替えも承っております。お気軽にご相談ください。

 

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