クッションフロアとは?
- 2024/3/27
床材には、さまざまな機能性を持った種類が存在しますが、その一つに「クッションフロア」があります。この床材は、名前が示す通り、優れたクッション性を備え、主に塩化ビニール系の素材で作られています。クッションフロアには次のような特長があります。
表面:さまざまなデザインがあり、タイル風や木目風のプリントがされています。凹凸を加えることでリアリティを増している製品も多く見られます。土足での使用に耐えるために、表面が強化されているものもあります。
裏面:通常は不織布で仕上げられています。
幅:標準的な幅は約182cmですが、DIYに適した90cm程度の幅の製品も存在します。
厚さ:一般的な住宅用は約1.8mmの厚さですが、店舗などで使用される土足対応の製品は、より厚い約2.3〜2.5mm程度のものもあります。
クッションフロアの種類
クッションフロアは用途に応じて、住宅向けと店舗向けに分けられます。
住宅向け
家庭での使用に最適化された住宅向けクッションフロアは、一般的に厚さ約1.8mm。
リビングやベッドルームに適した基本的な種類から、抗菌・防カビ機能を備えたトイレや洗面所向けの製品まで幅広いラインナップがあります。
木目調、石目調、本物のフローリングのような見た目の製品など、部屋のテーマに合わせて様々なデザインを選ぶことができるのも、住宅用クッションフロアの大きな魅力の一つです。
店舗向け
店舗で使われるクッションフロアは、一般に厚さが2.3~2.5mm程度と住宅向けよりも厚いです。
これは土足での利用に対応するためであり、耐久性の高い素材が使われているため、住宅用と比べて強度があり、傷や摩擦に強い特性を持っています。
そのため、価格もやや高めに設定されていますが、店舗の使用条件に合わせた様々なデザイン、価格帯があります。
クッションフロアのメリットとデメリット
クッションフロアは多様な機能を備えており、住宅や商業施設の床材として利用されます。
メリット
- 耐水性:塩化ビニール製のクッションフロアは水に強い特性があります。水をこぼしてもサッと拭き取れるので、キッチンやバスルームなどの水回りでよく使用されます。
- メンテナンスが楽:汚れが付いても布で拭き取ればキレイになるため、日常のお手入れが容易です。ひどい汚れには中性洗剤が使えます。
- 施工のしやすさ:カットがしやすく、テープで簡単に固定できるためDIYに最適です。
- 安価で多彩なデザイン:他の床材に比べてコストパフォーマンスが高く、多様なデザインが揃っています。
デメリット
- 劣化のスピード:接着剤の劣化によりクッションフロアが剥がれたり浮いたりしやすいです。
- 安っぽく見える場合も:材質によっては安っぽく見えることがあります。
- 傷つきやすさ:傷が付きやすく、重い家具によるへこみが発生しやすいです。
- 湿気がこもりやすい:通気性が低いため、下地に湿気がこもりやすく、カビの発生につながることがあります。
クッションフロアが向いている部屋
クッションフロアは、その特性からさまざまな場所での使用に適しています。
水回りのスペース
高い耐水性と汚れの拭き取りやすさを持つクッションフロアは、普段から水を使用する洗面脱衣所やトイレなどの水回りに最適です。日常的な水濡れに強いため、これらの場所での使用に適しています。
ペットがいる部屋
クッションフロアの柔軟性はペットの足腰に優しいため、ペットのエリアの床材としても優れています。汚れが拭き取りやすく、滑りにくいタイプはペットの食事やトイレスペースに特に適しています。
小さな子どもがいる部屋
柔らかな表面は、物を落とした際の音や衝撃を吸収しやすく、小さな子どもの部屋の床材に適しています。耐水性や防汚性も高いため、食べこぼしや汚れも簡単に掃除できます。
クッションフロアについてのよくある質問
クッションフロアをきれいに保つ方法は?
クッションフロアを清潔に保つためには、定期的なお手入れが必要です。日常の掃除は、掃除機を使ってちりやほこりを除去し、絞った布で拭くことが基本です。油汚れや黒ずみが目立つ場合は、中性洗剤を薄めた水に浸した布で拭いた後、清潔な布で水拭きをして仕上げましょう。
特に注意したいのは「ゴム汚染」です。これはゴム製品との接触によって起こる変色で、一度発生すると取り除くのが難しいです。
そのため、家具の脚がゴム製の場合は、クッションフロアとの接触を避けるためにシートを挟むなどの対策が効果的です。これにより、クッションフロアのキレイな見た目を長持ちさせることができます。
クッションフロアの上にホットカーペットは置ける?
クッションフロアは一般的には問題なく使用できますが、塩化ビニール製であるため、熱や直射日光による変色のリスクがあります。
熱を発する家電や設備、例えばホットカーペットや床暖房を使用する際は、これらに対応しているクッションフロアを選ぶことが大切です。
これにより、変色や変形を防ぎ、長期間にわたって床材を保つ事ができます。
最後に
今回はクッションフロアについてご紹介をしました。リフォームパートナーズでは床のリフォームも承っております。お気軽にご相談ください。
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