参考にしたい壁紙の選び方
- 2024/5/30
家を新築する際や壁紙のリフォームを考えるときに、「種類が多すぎて選び方がわからない」、「似たような色が多くて迷う」と感じる方は多いとおもいます。
確かに壁紙にはシンプルなものからおしゃれな柄、機能性を持ったものまで多種多様な選択肢があり、選ぶのが難しいのも無理はありません。
そこでこの記事では壁紙を選ぶ際の基本的なポイントや失敗しないためのコツ、部屋ごとの壁紙の選び方、アクセントクロスの効果的な使い方などについてご紹介します。
ぜひ壁紙選びの参考にしてください。
完成した部屋のイメージをしてみる
まずは部屋全体のイメージを決めることから始めましょう。
雑誌やインターネット、SNSなどでさまざまな事例を見てイメージの参考にするのも良い方法でしょう。
イメージのキーワードとしては、モダン、和風、シック、ナチュラル、アジアンテイスト、北欧スタイル、エレガント、カジュアル、アーバンなどがあります。
自分のライフスタイルを考え、好みのテイストを選んでみましょう。テイストが決まったら、それに合う色や質感を確認します。
例えば、モダンやシックなテイストにはグレー系の壁紙が、ナチュラルやベーシックなテイストにはベージュ系の壁紙が合いやすいと言われています。
壁紙にもとめるものは?
壁紙に対して求めるものやこだわりたいポイントがある場合、それが壁紙選びの基準となります。例えば以下のようなポイントが一般的に注目されます。
– 自然素材を使いたい
– ペットがいるので、それに適した壁紙にしたい
– 消臭効果や高い耐久性など、機能性のある壁紙が欲しい
– おしゃれな輸入壁紙を使いたい
– 価格の安さを重視したい
こだわりの優先順位も事前に確認しておくと、選びやすくなります。
壁紙には種類があります
次に、壁紙の種類についてご紹介します。
壁紙には主に以下のような種類があります。
ビニールクロス
ビニールクロスは、塩化ビニール樹脂を原料としており、価格が安く、耐久性が高いことから、日本の住宅でよく使用されています。水を通さず、油汚れも落としやすいため、汚れやすいキッチンや玄関に向いています。
紙クロス
紙クロスは欧米で広く採用されており、輸入洋紙のバリエーションが豊富です。また、和紙や合成紙などもあり、壁紙デザインによって部屋の雰囲気がさまざまに変わります。紙はビニール素材と比べて健康面で安心とされ、音を吸収し、空気を通す機能もありますが、水や油に弱いというデメリットがあります。
不織布(フリース)
不織布の壁紙は、紙の壁紙に比べて破れにくく、水に濡れても伸びにくい性質があり、接着の強くないのりでも張ることができます。そのため、原状回復が必要な賃貸住宅でのDIYに向いています。
リキッドウォールペーパー(塗る壁紙)
DIYで人気の新素材を使った「塗るタイプの壁紙」は、繊維が混ざった天然の材料を壁に塗るタイプの壁紙です。のり付けや継ぎ目を気にする必要がないため、DIY初心者でも簡単に作業できます。デザインはゴージャスなものから可愛らしいものまでさまざまあり、独特の質感が楽しめます。
各種類の壁紙にはそれぞれの特徴と利点、そしてデメリットがありますので、自分のニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。
機能性も加味する
壁紙には、消臭、耐水、耐火、キズ・汚れ防止、抗菌、抗アレルギーなど、さまざまな機能を持つものがあります。部屋の用途や理想の住環境に応じて、適切な機能を持つ壁紙を選ぶことが重要です。以下に代表的な壁紙の機能についてご紹介します。
消臭機能
タバコやペットの匂いを消臭する機能です。壁紙の表面に消臭剤が加工されており、匂いの成分を分解します。トイレや玄関にもおすすめです。
表面の強化
壁紙の表面が加工されており、一般的な壁紙に比べて破れにくくキズがつきにくい壁紙です。ペットがいるご家庭に向いています。
汚れ防止
汚れや臭いがつきにくい機能で、汚れがついても中性洗剤で落とすことができます。キッチンなどに向いています。
抗菌
壁紙の表面に抗ウイルス剤が加工されており、ウイルスの表層にあるタンパク質を変化させてウイルスを不活化させる働きがあります。また、細菌の増殖を抑制する効果もあり、衛生環境をより良く保つことができます。
抗アレルギー
壁紙の表面に抗アレルゲン剤が含まれており、空気中のアレルギー症状を引き起こす物質、花粉やダニなどを吸着・抑制します。
マイナスイオン
壁紙の表面に、空気に反応してマイナスイオンを自然発生させる天然鉱石が配合されています。森林浴のようなリフレッシュ効果があると言われています。
吸湿・放湿
部屋の湿気をコントロールする壁紙です。結露やカビの発生を抑える働きがあり、洗面所、トイレ、クローゼット、天井、廊下、玄関などにおすすめです。
通気性
空気を通しやすい構造の壁紙です。部屋の空気環境を快適に保つ働きがあります。
これらの機能を持つ壁紙を選ぶことで、部屋の用途に合った快適な住環境を作ることができます
壁紙選びを失敗しないための3つのポイント
壁紙選びを成功させるために、以下のポイントを意識してみましょう。
1. サンプルは大きめのものを用意する
カタログや小さなサンプルで見る色と、実際に壁に貼った場合の見え方や印象は異なります。例えば、実際に貼るとより明るく見えることが多いです。そのためできる限り大きめのサンプル(最低でもA4サイズ以上)を用意し、実際の照明の下で壁に当ててイメージすることが重要です。
2. 壁紙だけに焦点を当てない
壁紙は家具、床、建具などとの組み合わせで印象が大きく変わります。壁紙単独に意識を集中させず、部屋全体のバランスを考えることが大切です。雑誌やインターネットで多くの事例を見て、全体の統一感を参考にすると良いでしょう。
3. 全体の色数は3色程度までに絞る
部屋全体の色は1部屋あたり3色程度までに絞り、薄いカラーが多くの割合を占めるようにコーディネートするとバランスが取りやすくなります。こうすることで、部屋全体の調和が保たれ、落ち着いた雰囲気を作ることができます。
これらのポイントを参考に、壁紙選びで困らない、理想の住空間を実現しましょう。
リフォームパートナーズでは壁紙の張替えも承っております。お部屋の壁紙張替え、補修などお気軽にご相談ください。
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